大学での研究について(医学部編) | 東進ハイスクール渋谷駅西口校|東京都

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2013年 10月 30日 大学での研究について(医学部編)

こんにちは。千葉大学医学部1年生の川西です。

受験生の皆さんは来年、志望の大学に合格されると思います。
そして、高1,2の皆さんはこれから志望の大学を確定させていくことと思います。
今日はそんな大学のもう一つの役割、”研究”についてお話ししたいと思います。そう、大学の役割は教育だけではないのです。

川西は現在1年生ですが、千葉大学の医学部では1年次から研究室に入り、その役割を体験する事が出来ます。今僕が入っているのは脳外科の研究室です。

この研究室では主に”ウィルスを用いた脳腫瘍の治療”について研究をしています。以下に簡単にその内容を書きます!

 

脳の腫瘍は非常に治療が難しいです。何故でしょう??

理由は簡単です。ほかの臓器のように「切り取り、捨てる」という行為が行えないからです。したがってこれまで、脳内から腫瘍を外科手術によって取り除くことは非常に困難でした。(一部を切り取っても溝の部分に腫瘍が残ってしまい、再発してしまうからです。)

したがって今回の研究では、「切り取らずに腫瘍を治す」事を目標としました。それこそが「センダイウィルスを用いた腫瘍の治療」です。

このウィルスの特徴は

  • 伝染性を持たない
  • 病原性を持たない

ということです。

つまり・・・”人間の体内に入れても病気に感染しない”

ということになります。このセンダイウィルスに、「癌細胞を自壊させる遺伝子」を入れ、癌細胞に感染させることで癌の治療をより効率的に行えるのです。

 

しかしながら、人間に用いるにはまだ課題が残されており、ラットでの実験をする段階にとどまってしまっています。いつの日か、ウィルスを使って癌を感知できる日が来ることでしょう。。。そう願いたいです。

今回の研究の論文がネット上にあります。もしも余力がある人は読んでみて下さい。(全部読むのは大変でした・・・)

 

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2951556/

 

川西